目次
- 「何か」やらかしてしまった…
- 思い出せ!思い出せ!!
- いのちを消される恐ろしさ
- 試されている
- Mayumi
「何か」やらかしてしまった…

「これはマズい…」
そう思うと、急いで本殿前の鳥居から広場へと抜け出し、改めてお社の方へ向き直りました。
その ❝存在❞ と対峙するように。
神社やお寺という所は、そもそも神や仏のお社です。仮に私が何もしていなくても、そこの主に「出て行け」と言われたら、出ていくしかありません。
このまま一目散に逃げ出すことも出来たのですが、何故かそうしようとは思わなかったのです。
とにかく、私が何かしてしまったのなら、まずお詫びしなければなりませんし、誤解が生じたのなら、ちゃんと説明する必要があります。
自分でも未だに不思議なのですが、その時の私はその場に留まり、何とか関係修復を試みようとしていたのです。
私はテンパった頭をフル回転させ、自分がしてしまったであろう「何か」を必死に探しました。
入り口の鳥居をくぐるところから、自らの行いを注意深く振り返りながら。
思い出せ!思い出せ!!

入り口の鳥居の前で一礼して、参道は端を歩いたし、落ちているものを拾ったりもしていない。小さなお社にもご挨拶し、手水舎で手と口を浄め、本殿の鳥居の前でも一礼した…。
ここまでは何の問題もなかったはず。
そうして本殿前の鳥居をくぐり、中へ進むと、左手に大きな樹が立っていました。
これが「男ヒノキと女スギ」です。
ヒノキとスギの大木が、上方で絡み合って一つに融合している御神木だそうです。
私は、時間を気にしながらその樹に目をやると、直ぐに本殿へと視線を戻し、ご挨拶をしました。
ガラガラ(鈴が付いた振るやつ)が手前と奥と2つあったので、どちらを鳴らせばよいのかなと思いながら、どちらかを鳴らしたと思います。(多分最初に手前を鳴らして、その後奥のを鳴らした気がします)
おそらくもうこの時点で様子がおかしかったように思います。
つまり、ここまでの間に何かしてしまったようです。
そうして無理やり絞り出した3つの候補は、
1.単に私が気に入らなかった
2.高野山に来た「ついで」に立ち寄った感が気に入らなかった
3.前世で何かした
とまあ、どれ程考えてもこのくらいしか思い当たる節がないのです💧
いのちを消される恐ろしさ
その圧倒的な威圧感の前に、成す術など皆無で、ただただその ❝存在❞ に屈服するしかありませんでした。山の自然の中にいるはずなのに、身も心も全てが完全に萎縮し切ってしまい、呼吸すらもう自由には出来ない状態です。
なので、心の中で必死に伝えました。
改めて自己紹介をし、そして、私がもし何かしてしまったのなら精神誠意謝りたい!!と、懇願してみました。
すると…
試されている
頭上遠くの方からか、とある声が聴こえてきたのです。
その声は私に、こう尋ねました。
『怖くないのか?』
〜その ❝存在❞ の声〜
「そりゃあ怖いに決まってるっ!!
わざと怖がらせているくせに、アホと違うか!?」
という心の声が漏れ出しそうになるのを必死に堪えながら、私は次のようにハッキリと答えました。
「怖いです!怖いに決まっています!!
だけど、神仏の怒りをかってそのままにしておく方が、もっと怖いです!」
by私の声
そう強くハッキリと答えた瞬間、太陽を覆っていた雲がパアーッと開いて、再び日が差してきたのです!
どうやらこの答えは正解だったようで、極度の緊張状態からやっと解放され、ホーーッと胸を撫で下ろしたのでした。
しかしまだ、何故怒られたのかが分かりません。
分からないまま、私はその日その場を後にしたのでした…。
次回に続きます。
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Mayumi
singer, songwriter
■My original songs
YouTube
http://www.youtube.com/@mayumicrearemusicanote
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「世界遺産 高野山へ③ 令和七年(2025年) 〜清高稲荷大明神 其の弐〜」に4件のコメントがあります