※こちらの記事は、前編からの続きになっています。
◆優しい雰囲気の仁王門

山門 仁王門
「望海楼(ぼうかいろう)」とも呼ばれる
大抵どこのお寺も仁王さんは恐い門番のイメージがあり、門をくぐる際は少し身が引き締まりますが、こちらの仁王門は、妊婦さんや赤ちゃんが多く通るせいか、柔らかく優し~い雰囲気が漂っていました。
参拝される方々によって全く違った雰囲気になるのだと知った、興味深い体験でした。
◆一番伝えたかった言葉
階段を昇ると本堂 「救世閣(くぜかく)」
御本尊 十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)

本堂には、合わせて三十三面となるよう、三体の十一面観世音菩薩がお祀りされています。
徳道上人が西国三十三所を中山寺を中心としてひらかれた故事に由来し、西国三十三観音を象徴していると伝わっているそうです。
こちらではお線香と蠟燭を手向け、その煙で身を浄めてから、お初のご挨拶をさせて頂きました。
安産祈願に来られていた参詣者の方々を見て、「母もこうして安産祈願に来ていたのかな…」と、当時の母に思いを馳せていました。
母親とは、何て哀しい生き物なんだろうと思います。
命懸けで出産したのに、全員が赤ちゃんの方にばかり目を向け、母親の方には目もくれない。それなのに直ぐに母親の仕事を押し付けてくる。
そりゃあ、産後鬱にもなりますよね…。
赤ちゃんだった私にはどうすることも出来なかった…。
知らない土地での初産は、どんなに不安だっただろう…。
仏様への御礼参りのはずが、未だ意識が戻らない母への想いでいっぱいに溢れて、一番伝えたかった「○○年前の今日、無事に産んで頂きました」という言葉が、涙で滲んでしまいました…。
◆大願塔(だいがんとう)

大日如来をお祀りする多宝塔
堂々たる佇まいです。五重塔の青色とは対照的な朱色で、清々しくも温かな大日如来の様子が表れています。
◆五重塔 『青龍塔』
青龍塔
〈平成二十九年に再建〉

珍しい深い青色の塔は、一際目を引きます。
東方を守護する聖獣、青龍の名を冠して「青龍塔(しょうりゅうとう)」と名付けられました。
五重塔の地下には、ネパールの寺院より請来されたお釈迦様の御舎利(おしゃり)が安置されているそうです。
各層の四隅には、釈迦涅槃図さながらにバッタ、トンボ、龍などの生き物の飾り瓦が配され、これらが一体となって仏塔すなわち釈迦仏法を末永く護ってもらいたいという願いが表されているのだそうです。
塔の内部には、中心を通る心柱を大日如来として捉え、心柱を背にして東は阿閦如来(あしゅくにょらい)、南は宝生如来(ほうしょうにょらい)、西は無量寿如来(むりょうじゅにょらい)、北は不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)の金剛界五仏をお祀りしています。
◆大師堂(だいしどう)

真言宗の祖、
弘法大師空海を祀るお堂
私は、高野山にも何度か参詣したことがあり、空海さんにはよく話を聞いていただいています。(と思います。)
初めて訪れた場所で、しかもこの時点で既に2回、おみくじで凶を引いていたので、「ひょっとしたら歓迎されていないのかも…」と、少し不安になっていました。
そんな時に空海さんを見つけ、またお話を聞いていただいたら、不安が消えてなくなりました。更にここでもおみくじを引いてみると、空海さんのお慈悲なのか「小吉」に2アップしていて、少し安心しました。
弘法大師空海像

◆護摩堂

不動明王をはじめ
五大明王が祀られています。
毎月8日、18日、28日には護摩が焚かれ、参詣された方が納めていかれた護摩木の祈願がなされます。
お不動さんと言えば、以前とある大阿闍梨さんが書かれた本の中に、このような一文がありました。
「不動明王にお願い事などしてはならない。業が深いので、そんなことをすれば命をもっていかれる。」と。
お願い事ではなく、「自分は○○をしたいので、どうか御守りください。」と言うのがよいと。
「人間は弱いので、色々な良くないものから守ってもらわなければならないからね」、ということらしいです。
◆開山堂(かいさんどう)
聖徳太子の立像を祀るお堂

中山寺を開山されたと伝えられる聖徳太子の立像をお祀りするお堂です。
ここは、とても静かな場所でした。他のどこよりも、ひっそりとしていました。
◆閻魔堂

閻魔大王と十王が祀られています。
西国三十三所の開創には、徳道上人(とくどうしょうにん)と閻魔大王との縁起があり、このお堂には閻魔大王と十王が祀られています。
徳道上人と閻魔大王との縁起とは、一体どのようなものなのか、気になるところです。
◆成就院
丑年寅年の守り本尊である
虚空蔵菩薩と布袋尊を祀る塔頭寺院


大聖歓喜天
◆観音院
辰年巳年の守り本尊である
普賢菩薩と大黒天を祀る塔頭寺院


観音院
◆宝蔵院
未年申年の守り本尊である
大日如来と弁財天を祀る塔頭寺院


宝蔵院
◆総持院
卯年の文殊菩薩、酉年の不動明王と
福禄寿を祀る塔頭寺院

◆華蔵院
戌年亥年の守り本尊である、阿弥陀如来と毘沙門天をお祀りする塔頭寺院です。
写真が撮れていなかったので画像はありませんが、こちらでもしっかりと御参りしてきました。(そのはずです…)
◆大黒天
七福神の一柱で、財福の神様である大黒天をお祀りしているお堂です。
子年の守り本尊である、千手観音をお祀りしています。
◆寿老神堂(じゅろうじんどう)
こちらは寿老神をお祀りしているお堂で、山内七福神など幾つかの霊場の札所でもあります。
午年の守り本尊である、勢至菩薩をお祀りしています。
上記二つのお堂は今回は回れなかったので、また次回来れた時には、しっかりお詣りさせて頂こうと思います。
◆鎮守社

鎮守社
境内地を守る鎮守神と、山内七福神の恵美須神が祀られている社です。
このように、寺院を守る神様がおられたり、また、神社を守る仏様がいらっしゃるのは、何だか本当に凄い事だなと思いました。
なぜなら神には神界があり、仏には仏界があるはずなのに、神仏がそこを出て他の領域を守るというのは、その神仏にとってとてつもなく大変なことであり、とても居心地がよくないと以前何かの本で読んだ覚えがあるからです。
「神仏習合」というのは、我々人間が思っているような簡単なものなどでは決してない気がします。
◆子授け地蔵
子授け地蔵

参拝される方々は、子宝に恵まれるよう調布を奉納し、手を合わせられるそうです。
◆五百羅漢堂(ごひゃくらかんどう)

羅漢堂
お釈迦様とそのお弟子である羅漢様の像が、五百体以上祀られているお堂です。
私が中山寺を初参詣したその日は、真冬の1月でしたが、とてもよいお天気に恵まれました。
境内にはエレベーターやエスカレーターが何箇所かに設置されており、妊婦さんや赤ちゃん連れの参拝者に配慮された造りになっていました。
なお、エスカレーター、エレベーターの稼働時間は、9時~16時半迄です。
こうして、中山寺への御礼参りを無事に終えることができました。
また、こちらでは梅の季節にはイベントが開催されるようで、今度は是非梅の開花時期に行ってみたいな~と思いました。
[どうかこうした素晴らしいイベントが成功し、皆さまが楽しいひと時を過ごされます様に。]
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回の「神戸を旅する」は、いよいよ最終話です。 神戸を訪れた時は毎回必ずお参りする、ご縁結びで有名なあの神社をご紹介します!
では、また~ (^o^)/~~~
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Introduction
真由美 (Mayumi)
singer, songwriter
◆My original songs
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCHjJKIv1Y5K1oqTr50_lHcQ
note
https://note.com/ototukuriya3/n/n8b62a86691f2
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「安産祈願の聖地・中山寺へ ~神戸を旅する〈中編〉〜 生まれる前からのご縁」に2件のコメントがあります
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